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水中運動がもたらす効果は、先程申しました「浮力」だけでなく、血圧にも作用します。
妊娠状態時には血圧上昇が起こり、これが太ってしまう一つの要因に挙げられているのですが、
スイミングをすると、ほとんどの方は血圧が下がり、体重も減少することがわかっています。
これは、有酸素運動で中性脂肪が燃焼され、血行の促進をスムーズに行うようになるからです。
その他に、筋力や持続力の強化、腰痛や肩懲りの緩和、食欲の増進や深い睡眠にも効果が見られます。
しかし、短絡的に「じゃあスイミングをすれば安産を得られる」とお考えになるのは早計!
そんなに簡単なものではありません。運動したからといって、過剰な栄養摂取を
してしまったり、残りの時間をゴロゴロ過ごしてしまっては、もとの木阿弥になってしまいます。
何事においても、1〜2日ではなく長期間続けることでよりよい健康状態を保てるのです。
さて、もう一つ、いくらマタニティスイミングといえど、決して無理をしないとセーブする余裕を
持っていてください。妊娠中に頑張りすぎることは、あまり身体によくありません。
人間は、少し慣れてくると自分のペースを忘れて、ついつい調子に乗ってしまいがちな生物ですからね。
では、ここで紹介した3つの運動に加え、マタニティビクスというものもありますので少し触れましょう。
「マタニティビクス」は、全国の産婦人科やフィットネスクラブなど、520箇所で実践されている
エクササイズで、日本マタニティビクス協会というところが1981年から研究、実施をしている
「運動療法」です。その効果は、これまでの3つでご紹介したものとほぼ同じですが、
妊娠4ヶ月を迎えられたあたりから開始可能だということです。参考になさってください。
最後に、ここまで「マタニティ」というキーワードで色々な話を綴ってきましたが、
妊娠、出産はとても神秘的で神聖なものだという風に思ってきた私にとって、正直な話、
現代の情報伝達のスピードと、その選択肢の多さにかなり戸惑いを感じました。
私の育った時代が良かったとは言いませんが、今の時代は外側だけを競っているような気がします。
確かに利便性や流行、といったことは無視できない要素ではありますが、
小さい頃の、おおらかだった人と人の繋がりを、どこかに残していてほしいな、と思っています。
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