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「マタニティスイミング」という、妊婦さん対象に行われている運動があります。
一度くらいはお聞きになったことがあるかも知れませんね。
スイミングと名が付くと、
スポーツや競技としてのイメージが強いのではないかと思いますが、決して泳ぎの上達を
目指しているものではなく、妊娠中や出産時に必要な筋力や持久力を養いながら、
慢性的になりがちな運動不足の解消をし、健康的な生活を維持することを目的としているものです。
このマタニティスイミングは、日本医科大の産婦人科教授が提唱した事をきっかけに
昭和50年代末頃に日本で行われるようになった、妊婦のための運動です。
その発想の元になったのは、海女さんは妊娠中でも海で魚や貝を獲っているのだから、
妊婦さんでも泳いだりする事に問題はないはず、というところからだったそうです。
妊婦さんにとって体重の負担は、ただ日常生活を繰り返すだけでもかかり続け、
重力下において、どんな運動をしたとしても、その負荷は軽減されませんが、
水の中では、浮力が働きますので全体重を感じることなく、身体を動かす事ができます。
なるほど、そう考えれば、前記の発想と合わせても理に叶っているなと思えますね。
ただし、効能ばかりではなく、注意点もいくつかありますので付け加えておきます。
スイミングを始める時期については、流早産の危険性を考え、安定期に入る妊娠5カ月を
越えた辺りから始めるようにする事、マタニティスイミングを指導してくれる施設で行う事
(プールだったら良いのだろうと勝手な判断で独自に行うことは危険)です。
スクールや施設には、助産婦や看護婦が付き添われるのか、確認も取っておきましょう。
また、水温や室温にも注意をはらって下さい。水温が低い(28度以下)と子宮が緊張してしまい、
水温が高い(34度以上)と身体の疲労が大きくなります。
指導を行っている施設では室温や水温に
気を配ってくれていますが、指導者任せにせず、ご自分でも確認をなさってください。
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